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2004.09.28

パソコン通信

自閉症児の父親となった私に、障害者青年学級は多大なる影響を与えてくれました。
でもって、それとは別にもうひとつ、ものすごい影響を与えてくれたものがありました。
それは、パソコン通信というものでした。
あ、過去形で書いてしまってますが、今でもちゃんと存在していますので……。(^^;

「パソコン通信? なにそれ???」っていう方、いるんでしょうね。
インターネット通を自称する人達の中にも、パソ通を知らない人が大勢いたりしますし。そんなとき、「どこがネット通なんじゃーっ!!」ってツッコミたくなります。(^o^)

今はとにかく常時接続のインターネットが主流ですけど、ほんの数年前までは電話をかけてはピーピーガーガーいうモデムでコツコツと文字情報をダウンロードするパソコン通信というのがネットの主流であり常識だったのです。
これ以上のパソ通の説明は面倒臭いので、興味ある方は【こちら】をどうぞ。(^^;

で、私は、そのパソコン通信の中に、障害児専門の会議室というものがあると聞いて、ぜひそこを覗いてみたいと思い、ずっとワープロ派だった私がパソコンを買う決心をしたのです。ウィンドウズ3.1が全盛の時代で、暮れにウィンドウズ95が出るという頃でした。ちょうど今から10年程前です。

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2004.09.25

続・ああ、梅ヶ丘

再び梅ヶ丘病院まで、朝から行ってきました。午後は休診できっとまた鍵がかかってしまうであろうゆえ……。

ところが、自閉の長男は朝飯食うのがやたら遅く、怒鳴りつけたら泣きだす始末。
タイムリミットぎりぎりなので、駅まで歩くのをやめ、車で送って貰ったのも納得できなかったようで、電車に乗っている間じゅう、ずーっとあっちの世界(これがうまく説明出来ない。何かに取り憑かれたように虚空を見つめて他人迷惑なウーだのアーだのの声を出しては舌打ちしてから咳払いする、ってのをひたすら繰り返す。←ほら、説明が意味不明になってしまってる)に行きっぱなし……。

それでも梅ヶ丘病院に着くと、我に返ったように元気を取り戻し……。
ダッシュで病院内に飛び込んで行くや否や、まずは右手側にある待合室(プレイルーム)を入るわけでもなくただ覗いてチェック完了。それから精算窓口の向かいの男子トイレに入って便器をチェックし、女子トイレもチェックしようとするので止めたのだが制止しきれず、誰も入っていない段階で、きっと幼い頃に母親と一緒に入ったときにやっていたのであろう女子トイレ側の便器チェックもし……。(; ;)
それから何をするのかと思いきや……それでおしまい。
長らく療育に通ったリハ棟の方にはまったく興味も示さず(もっとも、リハ棟の方は土曜はやってなくて錠がかかっていたので、興味を示さなくて助かった)、「おだきゅー、でんしゃ」とのこと。
その間、僅か5分。あまりに呆気ないので、昔のように玄関内側横の自動販売機で何か飲むかと言えばブリックパックのブルガリアヨーグルトを選び、それを入り口前横のベンチで飲み、都合10分。それでほんとにおしまい。

電車に乗ったあとは「うめがおか、よかったねー」とか言って満足気。
よくわからんけど、これで梅ヶ丘病院には納得したようで……。

しかし、ブリックパックのカフェオレの味は、どう飲んでもただのコーヒー牛乳だ……。

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2004.09.24

誕生日

…というわけで、今日が長男の誕生日です。14歳。中学二年です。
ちなみに、当人は誕生日の意味なんてまったく理解してません。(; ;)
気がつけば、もう一回り下の自閉も大勢いるんですなあ。2歳で……。
歳とるはずだよなあ。> 自分 (; ;)

誕生日プレゼントは去年がゲームボーイアドバンスSPで、今年も同じゲームボーイアドバンスSPです。
舐めて齧ってボロボロになり、つい先日起動不能になっていまして……。
まあ、1年持ったんだから良しとすべきか……。

ソフトはスタフィ一本やりです。
っていうか、他のソフトが出来ない奴。(^^;

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2004.09.23

ああ、梅ヶ丘

ウチの自閉症の長男は、三歳の頃から小学四年まで、診断やら診察やら療育やら、なんだかんだと世田谷にある都立梅ヶ丘病院に通っていました。
で、その後はまったく行かなくなり……。

それが去年のこと、何をふと思ったのか、いきなり「うめがおか、行く!!」と言い出し……。
で、ウチの嫁さんが長男を誤魔化すために、「来年の誕生日に、いや、誕生日の9/24は金曜日だから、その前の日の休日の9/23に行こうね」と言っておいたらしく……。
長男は、それをひたすら楽しみにしていたらしく、しっかり記憶しており……。
本日、父子ではるばる電車で梅ヶ丘まで行ってきました。
(嫁さんは、また何をしでかすかわからないので行きたくない、と。。。(^o^))

でも今日は秋分の日だから学校は休みだけど病院も当然休みなわけで……。
病院の入り口にも療育用の建物にもしっかりカギがかかっていまして……。
「かぎーっ!!」って叫んだりしたのですが、私が鍵を持っているはずもなく……。
たぶん病院内で見てチェックしたいものがたくさんあったのでしょうが、それができなくて、なんていうか、すっごく悲しそな顔をしていました。

で、結局、明後日の土曜の午前中にまた行く約束になってしまいました。
「2004年9月25日、土曜日、梅ヶ丘、行く」
とか、さっきからずーっと言ってます。

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2004.09.22

私の得たもの

実際、主客転倒していてもいい、と思っていました。
障害者青年学級は、たしかに最初は楽しいだけでしたが、そのうちに絶対、自閉症の長男のためにフィードバック出来る何かがある…と確信するようになりました。

青年学級でできた人間関係は、どんどん外へと広がっていきました。
市内で福祉に関係する学習会があるという情報を仕入れれば必ず顔を出し、どこかの作業所でボランティアが必要だと聞けばやはり顔を出し……。
「あらあ、あなたっていつでもどこでもいるのねえ」って言われるようになるぐらいに、あちこちに顔を出していました。
その結果、いつしか市内のあらゆる福祉関係の場所で、少なくとも顔だけは知られているようになっていまして……。(^^;

どちらかというと自閉症に関する専門知識等より、障害者の就労関係や福祉行政関係、障害者福祉全般に関わることの方に、私の興味は向いていたような……。
このへんが、たぶん、多くの自閉症児の保護者と根本的な部分で思考回路が異なる要因なんだと思います。
おかげさまで、井の中の蛙にならずに済みました。(^^;

療育施設や病院、幼稚園や学校関係等では決して創れないであろう人間関係を、私は楽しみながら得ていったような気がします。

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2004.09.21

主客転倒

なんだかんだ言って、私は障害者青年学級にハマッていました。
毎週木曜の夜と月2回の活動日は、必ず公民館に行き、他にもなんだかんだと言っては公民館に顔を出していました。
脚本の打ち合わせ等でバッティングする場合も結構あったのですが、「あ~その日は無理!!」とか言って、ことごとく仕事の方の予定の方を変えて貰っていました。

活動は、朝9時に家を出て行き、学級自体は午後4時ぐらいまでなのですが、そのあともハンディを持つ仲間達と行きつけの喫茶店に寄り、さらに行きつけの居酒屋にも行き、気がつけば毎回深夜近く……。
仲間達はほとんど呑み代も持ってなく、結局はかなりの金額を払わされることになるのですが、そんなこと楽しさに比べればどうってこともなく、毎回必ず呑みに行ってました。

で、一人で浮かれて楽しがっていたわけですが、ウチに帰れば幼稚園児の自閉症の息子がいるわけで……。
嫁さんによくこう言われたものです。

「あなたは自分の家の障害児をみないで、よその障害児の面倒ばかりみていて、主客転倒している!!」

一瞬カチンときたものです。でも、言い返しはしないようにしてました。
いつか絶対、この経験が役にたつに決まっている、と思ってたので……。(^^;

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2004.09.20

THE トイレ ~仁義なき格闘編~

毎日頑張って書こうとは思っているのですが……。
ときどき、ドーッ!! と落ち込んでどうにも書けない日があります。
たとえば、昨日がそうでした。

さて書こうかな、とは思ったんです。
と、そのとき、次男がやってきて言いました。
「トイレが水びたしだよーっ」

あ~あ、またかと思いました。
自閉の長男がすぐ何かを詰めてしまうのです。
さっそく便器内の水を抜き、奥を覗いてみると……たいていこれで何が詰まっているのかがわかるのですが……何にも見えません。
たいていは、水が少しずつ流れるのですが、今回はまったく流れもしません。

なんかいや~な予感がしてきました。
ウチの便器は型が古く、交換したくても在庫がないのです。
しかも、穴の位置が悪く、新しい便器にするのには床下から工事をしなければならず、便器交換の際は、すべてを修理しなければならないため、50万円近くの出費になると既に業者の人から宣告されていたのです。

たかがトイレの詰まりに50万円の出費なんて……。(; ;)
闘いは始まりました。
ウォシュレットを外し、水タンクを外し、床から便器を外し、まずはすべてをバラバラに……。
そして、外した便器を持って、風呂へ。シャワーで上から下から水攻撃を仕掛けましたが、どうにもならず……。
結局、ギブアップ。便器は庭に持ち出して放置……。
パソコンなんかに向かう気にもなれず……。

これまでに2回、ウチでは便器交換をしています。
1度目は、便器を破壊したところ、平仮名積み木が詰まっていました。
2度目は、便器を破壊したところ、ステレオのリモコンが詰まっていました。
どちらも長男が犯人。いずれも約5万円の出費でした。

朝になって気を取り直し、もう一度やってみよう、と。
園芸用の高圧ホースと針金と吸盤を使って、またしても上から下からの水攻撃。
と、少し詰まっていた紙片が抜けて、少し水が通るようにはなったものの、根本的な詰まりはまったく解消せず……。
で、便器を逆さにして衝撃を与えると、カランカランと詰まっている何かが音を立て……。
もう便器内を一度、覗くと、大量のペーパーが詰まっている模様。
このペーパーの下側に詰まりの原因が潜んでいるに違いない……。
DIYセンターで買ってきてあったフレキシブルタイプの物掴みの道具を駆使し、コツコツとペーパーを引っ張り出す……。
便器を逆さにして衝撃を与えると、ペーパーが取れる位置まで移動してくるので、それをひたすらコツコツと引っ張り出して、また逆さにして衝撃を与え、また引っ張り出して、をひたすら繰り返す。およそ2時間……。
なんとかトイレットペーパー1個分近くの紙を引っ張り出したところ、中に詰まっているものが見えた!!
あれは……次男のマジックの道具とチャレンジのおまけ(ベネッセのやつ)だ!!

それからさらに便器との格闘1時間。マジックの道具はあっけなく取れたものの、緑色のチャレンジのおまけがどうしても出てこない。直径7~8センチのプラスチックの板がカランカランと音をたて、こっちを嘲笑してきやがるからムカつく……。
トンカチで便器を叩き割ってやろうかと思うこともたびたび……。

逆さにしては振り、中を覗いては三点掴みの道具で掴み出そうとトライ。
それを、それこそ何十回……。
そして……。
どういうタイミングか、コロンと詰まっていたプラスチックの緑色の円盤が出てきました。

便器を元に戻し、トイレの修復作業を終えたら、午後3時……。
始めたのが朝8時頃だぞ……。
せっかくの休みの日だっていうのに、もう何もする気にもなれず……。

ほんと、クソったれ!! である。

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2004.09.18

小説のモデル

久しぶりに小説ネタとリンクするのですが……。
私が「ぼくうみ」の原型となるシナリオを書いたのは、スタッフとして障害者青年学級に参加してまもなくの頃のことでした。
幼稚園に通っている自閉症児の父親が、自閉症の青年の話が描けたのは、学級で大勢の青年期の自閉症と関わりを持てたからです。

当然、モデルがいます。一人……ではありません。
O君、Y君、K君、I君etc.etc.
みんな、18歳から25歳にかけての青年達です。
(今はもうみんな30歳以上になってしまっています)
大勢の仲間達から美味しいキャラクターの部分ばかりを寄せ集めるようにして使わせて頂きました。
はっきり言って、無断で、です。(^^;

でも、出版してからちゃんと断っています。
あ、よく考えたら当人達にではなく、お母ちゃん達にです。(^^;
で、「モデルに使わせて貰いましたから」と言って本を売りつけた次第です。(^o^)

青年学級に参加していなかったら、この作品は生まれていなかったはずです。

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2004.09.17

で、で、公民館職員のこと

今、ウチの市の障害者青年学級には、180人ものハンディを持つ青年達が集っています。こんな大規模な青年学級、他にないと思います。
しかも、重度の方や重複障害の方も受け入れている。全国で一番有名な青年学級と言っていいと思います。

そんな青年学級を引っ張って来たのが、一人の女性だったのです。
で、私は、その人に惚れてしまいました。(*^^*)
こういうものすごい人に弱いのです。> 自分 (^^;
で、他の職員達やスタッフ達同様、弟子みたいな感じになってしまいました。m(__)m

ただ、行政職員には異動があります。Y.Oさんも、粘りに粘り、青年学級を25年ほどやった頃だったかな、ついで別の職場に移っていきました。
で、それからは、弟子達が学級運営を続けていて……今年は30周年です。

ただ、公民館職員もだんだんと専門性と無縁のものになり、今年はついに社会教育主事すらいない状況になりました。
仕方ないんですけど、職員の求心力がないと、いろんなことが進展せず……。(; ;)

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2004.09.15

で、公民館職員のこと

とにかくものすごい女性職員がいたのです。
50歳ぐらいの女性で、しかも自ら障害を持っているという感じなのに、100人以上の規模の障害者青年学級を一人で切り盛りしているという感じでした。
なんていうか、みんなに恐がられているというか、彼女がいると空気がピンとひきしまるというか……。(^o^)

もちろん、他にも青年学級を担当している公民館職員はいるのですが、みんなその人の弟子みたいな感じでして……。(^o^)

青年学級を立ち上げ、丸20年、青年学級を引っ張ってきた人でした。
体をひきづるような感じなのは、数年前、公民館事業で外回りをしていたとき、脳梗塞で倒れたのが原因とのこと。(後になって、労災裁判で勝訴しました)
倒れる前は、そりゃもうとんでもないぐらいにアクティブで、めっちゃくちゃに厳しい人だったという噂の人でした。

彼女の名前は、Y.Oさんと言います。
ちなみに、Y.Oさんは、私の小説を俵万智さんの発掘者であるY.Mさんを紹介してくださったり、山田洋次監督を紹介してくださったりと、そりゃもう人脈もすごくて……。m(__)m

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2004.09.14

公民館職員のこと

障害者青年学級に関わるようになった私は、さまざまなハンディをもつ青年達に出会い、大先輩である障害児の母親達と出会い、聖人君子(?)と思えてしまうようなスタッフ達に出会いました。
そして、もう大きな出会いがありました。それは、公民館職員との出会いでした。
私は、出入りするようになるまで、都内の公民館は単なる部屋貸し施設であり、地方の公民館は単なる災害のときの避難場所だと思っていました。
でも、全然違ったんです。
公民館では、社会教育というものの現場だったんです。

社会教育? なにそれ???
そう思ってる人、いっぱいいるでしょう。(^o^)
私も最初はその一人でした。
生涯教育と同じものだとか言われても、意味がさっぱりわかりません。

しばらくして「大雑把に言えば学校教育でない部分の教育はすべて社会教育の分野に入る」という説明を受けて、なんとなく、ようやくほんの少しわかったような気がしました。
いや、気がしただけというか……。
あれ? 公民館職員のこと書こうとしてたら、社会教育の話になってしまってる……。(^^;

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2004.09.12

古典的自閉症 ~その後~

この単語が登場する専門書は、インターネット検索で調べたところ、どうやら2冊だけのようです。しかも、その2冊ともとてもよく売れている書籍のようで……。
(何の本か、気になる方は勝手に検索してみてください。(^o^))

classical autismを日本側で訳した結果が古典的自閉症になった模様……。

「典型的自閉症」と訳すことも可能だと思うのですけど、典型的なアスペルガー型と典型的なカナー型があるゆえ、何がどう典型的なのだかわからなってしまうようで……。
それより、カナーの論文が今の時代、既に古典になってきていることから、古典的ということのような……。

いずれにせよ、カナー型の自閉症児の親って、古典的自閉症という言葉はまず使わないんですよね。古典的自閉症という言い方を意識的に使いたがるのは、高機能自閉やアスペルガー等の親の方ばかりであり……。

このへんに、重度と軽度の保護者間に潜む難しい問題があるように思ってしまうのは私だけでしょうか???
これ以上の具体例は問題発言になりそうなんで、このへんで……。(^^;

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2004.09.11

あらら、、、

カウンターが10000を超えてる。すごいじゃん。(^o^)
ってことより、5ヶ月も続けてることの方がもっとすごいじゃん。(^o^)v

しかし、タイトルと内容がちっともマッチしていない今日この頃……。(^^;

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2004.09.10

大きな社会福祉法人と小さな無認可地域作業所

いろんな施設を回って、いろんな話を聞いて、だんだんと福祉の仕組みがわかってきました。
社会福祉法人というのは、国が定めた認可法人で、意外と大きな金額のお金が回ってきて運営している施設……。
無認可作業所というのは、都道府県単位で認められているだけで、国は認めてくれていない。だから無認可。補助金の額はとっても少ない……。

働いている彼らの給料が少ない理由、やっとわかりました。施設運営費自体がとんでもなく安いのだから、払う給料なんてロクにないわけだ……。

でも、それでも楽しそうなのは、法人施設の職員の方より、無認可施設の職員達の方でした。とにかくノビノビしていて。ある意味自棄っぱちというか。(^o^)

活動内容も明らかに無認可の方が魅力的に感じました。だって、すっごくいい加減なんだもん。私みたいないい加減な人間にはすっごく合ってるって感じ……。

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2004.09.09

押しかけボランティア

「古典的自閉症」の件、誰も教えてくれそうもないので、これは他の場所で質問することにして……話を元の青年学級ネタに戻します。(^^;

障害者青年学級のスタッフには、無認可作業所という障害者の通う施設の職員が大勢いました。
で、私はというとフリーの脚本家。時間の融通は思いっきりきくわけで……。(^o^)
で、そういう施設の職員とお友達になれた私、相手の都合なんて一切構わず、徹底的にあっちこっち、押しかけボランティアをさせて貰いました。

布巾をつくってるところあり、紙すきをやっているところあり、木工をやっているところあり、リサイクルあり、畑仕事あり、喫茶店もあればパン屋もあり、何をやるでもなくただ集まっているだけという感じのところもあり……。
どこを訪ねて行っても私にはすごく新鮮で、どの施設の施設長(ウチの市では障害児の母親であるケースがかなり多い)もパワフルで明るく楽しそうで……。

こんな経験、ふつうの障害児の親には絶対出来ない経験だと思うんです。自分の子どもの就労が近づいた頃、見学に行く程度が精一杯……。
だけど私は、息子がまだ幼稚園のうちから、片っ端から作業所回って、旅行があるといえば宿泊ボラにまで参加させて貰ったりもして、とにかくいろんな光景を見せて貰える機会を得たのでした。

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2004.09.08

古典的自閉症???

最近どうにも古典的自閉症という言い方が気になって仕方ない私です。
アスペルガータイプに対比して、カナータイプをそう呼んでいるようなのですが、こんな言葉って本当にあるのでしょうか?
日本の専門家がつくった造語なのでしょうか?
それとも、海外の専門家の誰かが著書にClassical Autismとか書いていて、翻訳者の誰かが古典的自閉症と直訳してしまったみたいな経緯があったのでしょうか?

この言葉の語源とか出典とか、ご存じの方がいたら教えてください。m(__)m
なんせ最近、全然専門書とか読まん奴でして……。> 自分 (^^;

最近、自閉症という言葉の定義自体に根本的な問題があるように思えてなりません。
金八先生に自閉症の生徒が登場すると言われても、どのようなレベルの子を扱うのかが全然ピンとこないわけです。
これって、自閉症のことをわかってもらいたいと願う関係者にとって、かえって損しているのではないでしょうか?

「自閉症」と「鬱病」「ひきこもり」等との勘違い以上に、自閉症スペクトラム圏内での勘違いがあちこちで起こっており、杞憂の絶えない今日この頃です。

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2004.09.06

3年B組に自閉症児!?

昨日あたりからこの話題、あちこちで盛り上がってますね。
秋からの新シリーズでは3年B組金八先生のクラスに自閉症の女の子が転校してくるところから始まるって……。(^o^)
普通級に入ってくる生徒ってことは、アスペルガータイプの女の子という設定なのでしょうね、おそらく。ウチの長男みたいなバリバリのカナータイプじゃ『クラスがひとつにまとまって一緒に生きていく連帯感がテーマ』なんてことには間違ってもならないですから。(^^;

気になるのは、自閉症って限定してしまったことかなあ。
あと、70歳代半ばになった小山内美江子大先輩がどこまで自閉症を把握出来ているか。基本的に教育畑の人ですもんね。どこまで別の視点から自閉症を描いてくれるか、個人的には興味津々です。
ある意味じゃ、無理して自閉症にせず、学習障害って感じの子とした方がよかったような気もするんですけど。
「あんなのは自閉じゃない!!」って騒ぐ人も現れないで済むし。(^o^)
それとも、コミュニケーションの苦手な部分を強調してストーリー展開していくのかなあ。

「光とともに…」がどうにも中途半端な印象の作品に終わってしまったので、こちらの方に期待してみようかなと思ってます。
って、また裏切られて愚痴りまくるかも……。(^^;

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2004.09.05

マスコミ業界vs福祉業界

その頃の私は、まだまだバリバリの現役アニメ脚本家でした。たしか、レギュラーだけでも5本ぐらいはあったような……。
ついで、でもないけど“H業界”のシナリオも書き飛ばしていたような……。(^^;
そんな世界って、青年学級のスタッフたちにはとっても異質な業界に思えたようです。
でも私にしてみれば、テレビやら映画やらビデオの業界より福祉業界の方がよっぽど異質に思えたんですけどね。(^o^)
でもって、私には、マスコミ関係の業界なんかより、福祉業界の方がとっても素敵な業界に思えたんです。

あ、それは、今でも思ってる部分があります。
テレビとかでは、それこそ無数の番組がたれ流されてます。が、そのうちのどれだけが世の中のためになってるんでしょう? 電波の無駄使いが多いこと多いこと……。
それより、福祉関係者の方が、とってもミニコミ的な世界である場合ばかりではあるけれど、中途半端なテレビなんかよりよっぽど役に立つことやっている……。

Hビデオなんか何の役に立っているというんだあああぁぁぁ~~~。(^o^)

というわけで、知らず知らずにうちに、私は福祉という業界(?)に魅入られ始めていたようでして……。(^^;

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2004.09.04

本当に聖人君子???

聖人君子なんて大袈裟だよなあ、って思われるかも知れませんが……。
私にとって、福祉業界にいる人たちって、ほんと聖人君子のように思えたんです。
何でこんなにも家族でもないまったくの他人である障害者のことを親身になって真剣に考えてあげることができるんだろう?

私なんて、自閉だと言われた自分の子どものことを考えているだけで精一杯。
障害者青年学級にスタッフとして参加したのだって、学級に通う障害者のためなんかでは全然なく、自分と自分の子どものために何かをどのぐらいフィードバックできるかしか考えていませんでした。フィードバックというと響きがいいですけど、要は見返りを求めていただけで……。

彼ら青年学級のスタッフたちは──多くは20代でした──障害者にだけでなく、右も左もわからぬままの障害児の父親&脚本家という珍しい人種の私に対しても優しくしてくれました。
というか、問答無用に飲み屋に連行されてしまっただけと言うか……。(^^;

いろいろな話をしてみると、彼ら(おっと、彼女らもいました)は聖人君子なんかじゃ全然ないんですね。そりゃもう酒癖は悪いし、好いた惚れたの話ばっかしてるし、エロ話は好きだし……。(^o^)
そんな奴らが障害者の福祉作業所というところで指導員という仕事をやっている。
それも、メッチャクチャ安い給料で雇われて……。

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2004.09.03

スタッフたちとの出会い

青年学級でのハンディをもつ青年たち、そしてその母親たちとの出会いは貴重なものでしたけど……。
私にとって、実はそれ以上に貴重な出会いがありました。
それは、青年学級でスタッフをしていた人たちとの出会いでした。

ずっと物書きとして弱肉強食の世界にいた私にとって、彼らはそれまでに出会ったことのある人たちとは明らか別世界の人たちでした。
この人たちって聖人君子じゃないの、って思ってしまったほどでした。

スタッフにはいろいろ人がいました。上は50代から、下は18歳まで。
若い方のスタッフはほとんどが学生でしたが、それより上の人は、社会人あり主婦あり、仕事もさまざま。普通のサラリーマンあり、公務員あり、学校の先生あり、大学の教授あり、第一線のピアニストなんて方もいました。

そんな中で、私に一番の影響を与えた人たちは……。
市内の障害者福祉施設で指導員という仕事を職業としている面々でした。

それまでの私は、障害児が成長して障害者になったとき、 毎日通える施設が市内にあるなんてことも知りませんでした。

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2004.09.02

感想、ありがとうございます

ここを偶然覗き、成り行きで本を買ってくださったみもみもさんが、ぼくうみの感想を書いてくださっています。

http://nuni.jugem.jp/?eid=34

褒め殺し感想文になっていないところが、なんとも嬉しいです。(^^;

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2004.09.01

先輩お母さんといえば・・・

青年学級では活動の関係上、メンバーの保護者とも頻繁にやりとりを行います。
ゆえに、自閉症児の親歴20年以上選手たちからいろんな情報を得ることができたのも、貴重な経験でした。子どもへのものではなく、親として=自分にとってフィードバックできるいろんなものを得ることができました。

そういえば、私と同い年の自閉症の青年のお母さんから、こんなこと言われたことがあります。
「ウチの息子が、あなただったらよかったのに……」
で、私は答えました。
「まあ、こういうのは順番ですから。。。(^o^)」
そのお母さんは、私の自分の息子が自閉症だということも、それゆえ青年学級のスタッフになったこともご存じない方だったゆえ、思わず言った言葉だと思いますが、私には結構重かったです。

自分の子どもが障害児だったゆえ福祉作業所を設立したお母さんというのがかなりの人数いてくれたのもありがたいことでした。そういうお母さんからのアドバイスは、さすがに説得力がありましたねえ。(^^;

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