« 嫌になること | トップページ | 三男がきました »

2006.04.21

なんていうか……

なんていうか、この詩はクサ臭過ぎるというか、照れ臭いというか、そんな大袈裟なモンじゃないというか、あんまり好きじゃありませんでした。


「天国の特別な子ども」  エドナ・マシミラ

会議が開かれました
地球からはるか遠くで。

「また次の赤ちやん誕生の時間ですよ」
天においでになる神様に向って
天使たちは言いました。

この子は特別の赤ちやんで
たくさんの愛情が必要でしょう。
この子の成長は
とてもゆっくりに見えるかもしれません。
もしかして
一人前になれないかもしれません。
だから
この子は下界で出会う人々に
とくに気をっけてもらわなければならないのです。

もしかして
この子の思うことは
なかなかわかってもらえないかもしれません。
何をやっても
うまくいかないかもしれません。
ですから私たちは
この子がどこに生れるか
注意深く選ばなければならないのです。
この子の生涯が
しあわせなものとなるように。

どうぞ神様
この子のためにすばらしい両親をさがしてあげて下さい。
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。

その二人は
すぐには気がつかないかもしれません。
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。

けれども
天から授けられたこの子によって
ますます強い信仰と
豊かな愛をいだくようになることでしょう。

やがて二人は
自分たちに与えられた特別の
神の思召しをさとるようになるでしょう。

神からおくられたこの子を育てることによって。
柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ
天から授かった特別な子どもなのです。

(大江裕子訳)


でも、今は思ってしまいます。
大輝は自閉症のなかでも、15年限定に凝縮された、さらに特別な子だったんだと。
私たち夫婦は、本当に選ばれちゃってたんだなと。

そりゃもう壮絶な子だったけど……。
ここ一年ほどは、信じられないほどにいい子になってて……。
笑顔がいっぱいになってて……。

ふと、こんな幸せ、いつまで続くのかな、なんて思ったこともありました。
それでも、ちょっとはまた大変になっても、たぶん大丈夫だと思ってました。

そう、私は選ばれた親だったと思うことにしました。
今、日本で、レインマン以上の自閉症の映画なんて、私にしかつくれません。たぶん。
さて、脚本書くぞ、っと。。。

|

« 嫌になること | トップページ | 三男がきました »

コメント

>レインボーおやじさん

>そう、私は選ばれた親だったと思うことにしました。
>今、日本で、レインマン以上の自閉症の映画なんて、私しかつくれません。たぶん。
>さて、脚本書くぞ、っと。。。

レインボーおやじさんは、こうでなくちゃ!

選ばれて、役目を果たして、帰っていった大輝君が空から力をくれますよ。

投稿: REIKO | 2006.04.21 08:23

自分の子供ーほたるんるんーが自閉とわかり、すがるように本を読み漁った頃、一番最初に出会ったのが、「ぼくはうみがみたくなりました」でした。山下さんのサイン入りです。・・・脚本・映画化。楽しみにしています!!!!

投稿: ほたるんるん | 2006.04.21 09:55

そろそろ記事にしようと思っていた詞です。20年前、まだ子供の頃に、教会に貼られていました。誰が、書いたのだろう?(作品だろう?ではなく。。。)と、思っていたら、その頃、まだ、信者でなかった父でした。どんな思いで書いたのかな?と、今でも思います。
昨晩、ようやっと時間がとれ、「ぼくうみ」を、一気に読ませていただきました。ふわふわと、優しい気持ちが湧き上がってきました。ありがとうございます。あぁ、バックミュージックは、どんなものが流れるんだろう。。。楽しみです。

投稿: ぴーまん | 2006.04.21 10:42

虹父さんご夫妻は、神様に選ばれたのではなく、大輝くん自身に選ばれたのかもしれませんよ。               

投稿: こたえ | 2006.04.21 17:45

町田市保育園保護者会連絡会のHPで
映画のHPを紹介させてもらいました。
掲示板に会員さんから次のようなコメントがありました。

《障がい児教育に携わっている私ですが、このHPに出てくる「つくしんぼの会」の活動には興味を持っていました。こういう方が支えてきていたのですね。みなさんにもぜひ見てほしいHpです。自閉症の方は、純粋さ故に苦労も多いのではないかと思います。理解者が増えるよう、私も発信していこうと思います。》

投稿: ERIKA | 2006.04.21 18:31

いいぞいいぞ! 書いてください!

応援していまぁ~~す!(^o^)

投稿: 工房や | 2006.04.21 19:58

 はじめまして!大輝くんのことを知った日パソコンの前でしばらく泣きました。差し上げる言葉がみつかりません。

 現在26歳の自閉の息子と格闘の日々を過ごした後、今得た比較的落ち着いた日々・・・一日中、朝から晩までパニクッていた日が今は昔のようになりました。
一人の僧侶に出会い、”人はその人生のシュミレーションを見せられて、納得した上で生まれてくるのです。”と教えられたことがあります。であるなら、親子はお互いを選んでいることになるのでしょうね。
映画楽しみにしています。

投稿: megu | 2006.04.21 22:22

はじめまして。
ネッ友のブログからここを知り、時々お邪魔していました。
私は高機能自閉とアスペの2人の子を持つ、3児の母です。
今回掲載されていた詩を、事後報告で申し訳ないのですが、
自分のブログに掲載させて頂きました。

どうして私が選ばれたのか今はわからないけれど、
この子達を授かったからこそできた人間関係というものがあります。
一緒に成長していくように・・・とのことでしょうか。

映画、応援しています(応援だけでごめんなさい)
少し時間が空いたら、ぜひ原作本を読んでみたいと思っています。

投稿: 羽月美弥 | 2006.04.22 16:34

レインボーおやじさんもこの詩に出会われていたんですね。

大輝君のことを知ってから、ずっとこの詩を思い浮かべていました。レインボーおやじさんに知ってもらいたいけど・・おしつけがましいかな、なんて考えていたところでした。

選ばれた特別な子供達、選ばれた特別な親達・・・納得のいかないことは多々ありますが・・・。それでも信じて自分の前にある道を歩まれるレインボーおやじさんは素敵です!

投稿: パスピエ | 2006.04.24 14:01

こんにちは、ryusanです。

>今、日本で、レインマン以上の自閉症の映画なんて、私にしかつくれません。たぶん。
>さて、脚本書くぞ、っと。。。

たぶん・・・ではないですよ!
絶対、です。
レインボーおやじさんに代わることはできないけど、みんなレインボーおやじさんと同じ思いですよ!

投稿: ryusan | 2006.04.28 23:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31585/9691189

この記事へのトラックバック一覧です: なんていうか……:

« 嫌になること | トップページ | 三男がきました »