最初の読者
その一方で私は、ごく普通の読者として作品を読んでくれる人を探していました。プロの目とかとは関係のない、普通の人の普通の感想を聞いてみたかったからです。
とくに、自閉症のことなんてまったく知らない普通の人に読んで欲しいと思ってました。
だけど、これがなかなか見つからず……。
昔は、友人が懸賞募集に出す脚本を読んでくれて、いろいろ批評してくれたものでした。でも、今となっては、みんな仕事してるし、みんな子どももいるし、そんな暇な奴、まずいません。
結局、最初の読者は自閉症関係者でした。知り合いの自閉症児のお母さんです。
メールでなにかの業務連絡をしたついでだったような気がするのですが、「読んでみてくれますか?」と言ってみたところ、気軽に読んでくれたのです。
「もうボロボロに泣いちゃって……」それが彼女の感想でした。
あれ、すごく嬉しかったなあ……。
そして彼女は、出版が決まった後、わざわざ応援HPまでつくってくれまして。もう感謝感謝です。m(__)m
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