気がつけば自閉症児の親歴10年選手
なんか、あっという間に自閉の息子も中二。身長は170センチ。体重は60キロを超え、足のサイズは27センチ。父親である私自身の体格はまだなんとか息子を上回っていますが、母親はもう完璧に見下されいて、思春期絡みの息子にまるで奴隷のように扱われてしまう始末……。
このあたりの頃にさしかかった自閉症児の親って、もうかなり倦怠期モード。
早期療育と言って専門家を探して必死に駆け回って頑張るのは、せいぜい子どもが小学校低学年まで。それを過ぎると、自分の子どもはいくら頑張ってもどの程度のレベルまでしか伸びないってのがなんとなくわかってしまい、なーんかいろんなことが面倒臭くなってしまう。
まあ、このへんは20歳で生まれた子が自閉だった場合と、40歳で生まれた子が自閉症だった場合では、親の気力体力が全然違うので、一概には言えないのですが。
(私はその中間あたりってことになる)
でもって、ふつうは頑張る関心事が、子どもの個人的な成長ではなく、卒後の問題。作業所をどうするかとかグループホームをどうするか、みたいな方向に移って行くもんです。
(なんにもしない親は卒業ぎりぎりまでなんにもしないですけどね)
で、ときどきふと懐かしくなるのです。
なんであの頃は自分の子どものためにあれだけ一生懸命になって動き回れたんだろう、って……。
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一生懸命になって動き回れる人です。(笑)
虹の父さんがおっしゃるように、「倦怠期」前だからでないのでしょうか?
そういう意味では、夫婦の関係と同じ?(爆)
でも、何とかしたいですよね。
少しでも子供にプラスになる方向性を研究してあげたいです。
投稿: おいちゃん | 2004.07.18 22:48
>一生懸命になって動き回れる人です。(笑)
その頃がね、障害児の親として一番楽しい時代だと思う。
自分がそうだったもん。(^^;
投稿: 虹父 | 2004.07.19 02:22
むーんらいずは40歳のアスペルガ―です。
38歳でこの障害が見つかりました。
>まあ、このへんは20歳で生まれた子が自閉だった場合と、40歳で生まれた子が自閉症だった場合では、親の気力体力が全然違うので、一概には言えないのですが
ほんとにそう思います。うちの場合は40歳の息子が66歳の母親に生活を見てもらわなければ生活できないんですから。何せ、38歳までは何とか勤めてはいましたけど、仕事が長続きしないし、お金があると見境なく使ってしまう息子が、実はアスペルガ―だし、ADHDだったわけで、仕事もできなくなってしまったわけですから。当事者としても、ほんと、母にはいくら頭を下げても足りないぐらい無理をさせて申し訳ないなぁと言う気持ちでいっぱいです。情けなくて、罪悪感いっぱいの気持ちで毎日暮らしています。障害年金が却下になったので、母の年金で食べさせてもらわなきゃ生活できないんですよ。
今、精神保健福祉センターと言うところに通っています。でも、来ている人は統合失調症の人ばかりで、どれだけ自分の役に立っているのかわかりません。それだって、毎日の交通費から、通所代、創作活動にかかる材料費、行事にかかる費用など、かなりお金がかかるんです。経済的な負担を親に強いている事自体プレッシャーで、鬱症状も良くならず、今までなかったパニック症状まで出てくる始末。本当に、つらいんです。
投稿: むーんらいず | 2004.07.19 14:42
むーんらいずさん、どーもです。
そうですか、38歳でアスペルガーと診断されたのですか。
今40歳というと、私とほぼ一緒の年齢ですね。
私自身はカナー型の重度の自閉症児の父親なので、
アスペルガーのことは、ほんと詳しく知りません。
でも、いろんなことがわかる分、大変なんですよね。
ウチの息子もまた、何考えてるんだかわからない分だけ
大変なんですが。(^^;
何はともあれ、お互い頑張るしかなさそうですね。。。
投稿: 虹父 | 2004.07.20 20:12