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2004.07.12

アスペルガーご本人の小説

成澤達哉さんの書かれた「Myフェアリー・ハート ~わたし、アスペルガー症候群~」(文芸社)を読ませて頂きました。
小学5年生のアスペルガーの女の子が、学校でいじめに遇い、転校をし、でもその先の環境には恵まれ、新たなる目的に向かってトライしてゆく・・・までが描かれています。
(ちょっとネタバレし過ぎでゴメンね。> 成澤さん)

成澤さんは、28歳でアスペルガーを診断を受けたとのこと。自らの体験をもとに、「アスペルガーの人は人間界に迷い込んだ妖精である」をコンセプトに、アスペルガーの大変さとご自身の思いを小説に託して執筆されたとのことです。

私自身はカナー型の重度の自閉症児の父親であり、アスペルガーの方との直接のお付き合いもないので、正直言ってアスペルガーの方の感覚って、机上的な感覚でしか理解できていません。
が、この小説には、成澤さんご自身が自らの成長の過程で辛く感じていたあれこれが凝縮されるかたちで描かれていて、なるほどなって思える部分が多々ありました。
ただ、やっぱり理解できない部分もありました。(^^;

ちなみに、成澤さんは、私の「ぼくうみ」を読んで、自らの思いを本にするのに手記ではなく小説のかたちを選択したとのことです。
おぉ、私の小説、少しは役に立ってるじゃん。(^o^)v

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コメント

私、成澤達哉です。

結末まで書くのはご遠慮してもらいたかったですね(笑)。
でも読んでくださって、うれしかったです。

「机上的な感覚弟子」……私から見たカナーグループもそんな感じですね。
ですが、根に流れるものは共通していると思います。
妙な壁を作らないようにしたいですね。

成澤さん、どーもです。

>結末まで書くのはご遠慮してもらいたかったですね(笑)。

スミマセン。ボカしておきましたので……。m(__)m

ここを見て、たった今注文しちゃいましたよ。

次郎君(養護学校高3の息子です)
内面を時々話したり、いろいろな話(そうじゃないでしょ)から、だいぶ理解できるのですが
たとえば、苦手なものに対しても、「苦手」とは教えてくれるけれど、
理由までは、表現できないようで、
・・・ですから、購入してみました(よかったですね!)

「机上的な感覚」ですか・・・
私自身は、感じることもありますけれど
息子自身は、「違い」よりも根底に流れているものの「共感」を感じるみたいです。

同じ自閉圏の人のことを(重軽に関わらず)
「同じにおいがする?」と聞くと「うん、する」と答えてくれます。
親の感覚と、本人さんたちの感覚は違うのかも知れませんね

saraさん、お買い上げありがとうございます。
いやー、思い切って著者本人の私がここに書き込んだかいがありましたねー。

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