壁に背中をつけたまま・・・
とんでもないところに来てしまった、と思いつつ……。
せっかく来たのだからとばかりに、一生懸命観察だけはしていた私でした。
とにかく、障害者たちは元気でした。不思議なぐらいに無邪気に元気なのです。。。
初対面の私に対して、気さくに話しかけてくる人もいました。
「どこから来たの?」「名前は?」「年はいくつ?」「何に乗ってきたの?」
一度答えたにもかかわらず、同じ質問をくり返したてきたり……。
そんな彼が、自分の息子と同じ自閉症だと知ったのは、それからずいぶん経ってからのことでした。
新しいスタッフの紹介、というコーナーもあり、私は見学者ということで断るつもりだったのですが、無理やり引っ張り出されて挨拶をさせられました。
そして、私の素っ気ない自己紹介に対しても、障害をもつ青年たちは拍手をおくってくれたりもして……。
結局私は、最後の最後まで、壁に背中をつけたままの状態でした。
そして、私と同様にこの日がはじめてという見学者の一人が私に声をかけてきました。彼もまた、ずっと壁に背中をつけたままの私の同志でした。(^^;
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