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2004.08.28

はじめて垣間見る障害者福祉の世界

プレッシャーを感じたのは最初の数回だけでした。雰囲気に慣れて来ると、青年学級という場は私にとって、妙に心地よい環境だったりしたのです。

それまでの私は、障害者福祉の世界なんて覗いたこともない人間でした。
(あ、厳密にいうと、青年学級は公民館の社会教育事業なのですが・・・)
(スタッフとして参加している人達には福祉業界の人たちが多いわけで・・・)

それまでの私は、とにかく人間関係を面倒臭がる奴でした。
特に、脚本家のような人間をやってると、出会った相手が信用できるかできないかとか、敵の人間なのか味方の人間なのかとかばかりで、人に会うたびに神経すり減らしていたし……。

そんなストレスが人間関係の中に全然ないんです。
ハンディをもつ青年たちはすごく心があけっぴろげで、神経使う心理合戦なんて全然必要なし。
おまけに気さくなメンバーも多く、ひたすらアクティブで元気百倍アンバンマン!!

私はそれまで、障害者の世界というのは暗く悲しんでばかりいるだけの存在だと思っていたんです。それを青年学級は見事なぐらいに否定してくれました。

でもって感じたのです。
ウチの息子も将来、案外元気に楽しく暮らせるようになるのかも、と……。

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