掲示板に書いてくださったものなのですが……。
とっても嬉しかったので、ここにコピペさせて貰うことにしました。(^^;
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読み終えて、まず思ったこと
Amazonで他の読者の方も書かれてますけど、自閉症という障害を理解するための入門書としてピッタリですね。
1章から2章に話が飛んだときは、「あれ?短編小説の集まりなのかな?」と一瞬勘違いしました。勘違いしてすいません。m(_ _)m
「100分の1の存在に感謝しなきゃいけない」という文章に感銘を受けました。
以前の私は、淳一君のお父さんのようなサラリーマンだったことを反省。「嬉しそうに出張」・・・してました。ごめんなさい。m(_ _)m
最後の「あとがき」を読んで、「書きたくなった」気持ちって、なんとなくわかります。私も能力があるなら書いてみたいな。(^_^;
ま、先のお楽しみにとっておこう。
ともかく、良い本を書いていただいた虹父さんに感謝。
率先して、他の人に読むことを薦めたい本でした。m(_ _)m
しばらく時間が経過して思ったことを整理してみたら...
「自閉症」について何も知らなかった明日美は、やがて自閉症という障害を勘違いしていたことに気づいて、徐々に自閉症を理解し、最後には「自閉症」の立場にたって物事を考えられるようになっていく様子は、我々が「自閉症」を理解してきたプロセスに似ており、まさに「入門書にピッタリ」という内容だと思います。
特に、パニックになったときの、明日美の行動がホンマに「自閉症」という障害がわかってなかった頃の私にそっくり。そして周りの目を気にする行為も・・・。見た目は普通なのに、理解してもらえない・・・そういう苦悩というか、葛藤があったなぁ、と懐かしく思われました。
そして、幼稚園の元園長先生が過去に「自閉症」というものを理解しようとし、取り組んできたことは、そのまま自閉症の親御さんが行動する際の参考になりそう。
幼稚園の元園長先生は、最初に「ダウン症」の子供を担当し、その後「自閉症」の子供を担当したことは、なんか私の家庭に似ていて、読んでいて「あれ?どこかの家庭と似ているなぁ」と感じました。(^○^)
我が家は、100分の1ではなく、10000分の1なんやろか?2人続けて障害児だから、掛け算したらそうなるなぁ・・・。すごい確率に当たったんやけど、宝くじは当たったことないっす・・・。(ToT)
そして、「自閉症」の子供を持つ家族の状況がなんとなく、我が家と似ており、父親が何も協力せずに、逃げるように出張ばかりしている様子は、過去のサラリーマン時代の私を参考にしたのではないか?と思われるほどでした。(笑)
一般的には、主人公は「自閉症」の淳一君のように思われますが、私は明日美が主人公のような気がしてきました。「自閉症」という障害を理解していくプロセスは、明日美に大きな影響を与え、彼女の今後の人生が変わっていくキッカケとなるはずだから。そして、作者の虹父さんは、まさにこの理解していくプロセスを、「自閉症」という障害を知らない人に経験して欲しい、と思っているんちゃうかな?、と考えました。
最後に・・・・淳一君の独り言のような言葉を思い出していたら、「高機能自閉症」「重度自閉症」「ADHD」「アスペルガー症候群」「自閉症スペクトラム」など、自閉症に関わる名称・学名なんて、どうでもええなぁ・・・と思ってしまいました。学者にとっては意味のある分類なんでしょうけど、自閉症の彼らにとって、そんなことはどうでもいいから。(笑)
ただ、分類することで、明確な対応方法が完全マニュアル化できる、というなら話は別ですけど。そんなことできるわけないし。ただ、ある程度の方向付けはできそうですけどね。
以上、長々とご無礼しました。m(_ _)m > 虹父さん。
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