シナリオ誌バックナンバー
バサッと落ちた古い月刊シナリオに付箋紙が挟んであったので、何かと思って開いてみると、こんな文章が載っていました。(^o^)
最近「月刊シナリオ」が私の部屋の本棚の一等席を占拠するようになった。部屋の隅の横積み状態を定位置としていたバックナンバー達が、である。
一番古い一冊の背表紙を見ると……わぉ、荒井さんの「赫い髪の女」が載ってる号だ。うーん、懐かしき習作時代。
理由は……突如としてウチの息子(自閉症)のお気に入りとなってしまったから。二十数年分の全冊をずらり並べ、バサッと床に落とし、また年月の順番に並べ、それを眺めては満足そうにしているのが毎日の日課。同じことを何度も繰り返すから、一冊一冊がどんどんボロくなっていく。まあ、積まれているだけの存在よりは、明らかに役に立ってはいるわけで。シナリオ誌達も喜んでくれてるかな。
障害児の施設を始めて、六年になる。私に「作品」の発注をしてくれる人も、いつしか一人もいなくなってしまった。覚悟はしていたつもりだが、現実となるとやはり淋しい今日この頃……。
(月刊シナリオ2001年9月号「作家通信」より)
うーむ、結局私の文章は愚痴が基本なわけだ・・・。(^^;
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