柿の木
今年は実がいっぱいなっている。小さいものばかりだが、美味そうに見えないのだが、齧ってみるとかなり甘~い。
が、柿にせよ栗にせよビワにせよ、ナスもキューリもトマトもそうなのだが、このテのものは、たくさん実がなるとすぐ飽きてしまい、食う気にならない。
かといって、誰かにあげるにも、取るのが面倒なので放置。
結局、霜の降りる季節になって、葉っぱも落ち、実もしぼんしまうのが毎度である。
「桃栗三年、柿八年」と言うが、この木は戦時中に植えたという話なので、もう60年以上も経っていることになる。かなりのじいさん木だ。いや、実をつくるのだからばあさん木かも。(^o^)
子どもの頃から、登っていた木だ。目をつぶっていても、どのあたりからどの方向に枝が伸びているかを記憶しているので、登れてしまったりもする。
もっとも最近は四十肩(それとも五十肩?)が痛く、とてもじゃないけど登れないが……。
今はないが、以前は柿の木のすぐ横にオンボロの物置小屋があって(写真の玩具の小屋ではない)、枝から物置の屋根の上に登ったものだ。さらにその屋根経由で、母屋の屋根の上にも登れて、私はトタン屋根のてっぺんでよくボーッとしていたものだ。そのまま寝てしまったこともある。けど、落ちたことはない。それほどアホではない。
小学校の頃の国語の教科書に……。
「じいさんが柿の木を可愛がっていて、そのじいさんが柿の木の根元に大きな石を置いたところ、毎年なっていた柿の実がその年に限ってならず、じいさんは『可哀相なことをした』と言って、頑張って大きな石をどかしていたところポックリ死んでしまった」みたいな話が載っていたことを記憶している。
ストーリーだけ覚えていて、話のテーマが何だったのかは全然さっぱり覚えていない。
が、なにはともあれ柿の木の根元に石を置くと死んでしまうので、脳梗塞の発作経験のある私は気をつけよう。(^^;
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