2006年のおわりに。。。(2)
ヒロキの事故の直後、私は結構冷静でした。
いや、冷静でいられるようにと必死になって足掻きました。
自分をなんとかしなければ。でないと、気が狂ってしまうんじゃないか、と。
生まれて来てから30年。自分のために生きてきて、いろんなこと楽しんで来たんだから、もういいや。これからはヒロキために生きてみても……。
そう思って、脚本家になるためだけに頑張ってやってきて、実際に脚本家になれたにもかかわらず、脚本家人生を捨てて方向転換した先が福祉の世界。それまでまったく知らない世界だったので、ほんと楽しかったです。
弱肉強食の業界から一転、助け合いの業界へ。それまでの持病だった慢性の胃炎も胃潰瘍も、面白いぐらいに呆気なく消散しました。
でもそれは、ヒロキがいたからこそ楽しかったわけで……。
何をやっても、いろいろしんどくても、きっとヒロキにフィードバックされることだと思うから。先行投資ならぬ先行奉仕とギャグ飛ばしてやってきたわけで……。
今はまだ、これからどうやって生きてっていいか、よくわかりません。
どうしていいのかわからないので、とりあえずこれまでのパターンを繰り返しています。
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