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2007.02.27

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

観て来ました。単純明快、面白かったです。
タイムスリップ話につきものの細かい矛盾、たくさんあったけど、いちいち辻褄合わせもせず、丸ごと笑い飛ばさせてくれて「まあいいや」と。(^o^)
監督は馬場康夫さん。ひと昔前に一世を風靡したホイチョイプロ作品です。
原田知世での「私をスキーに連れてって」や、中山美穂での「波の数だけ抱きしめて」に比べると、広末涼子にはどうにもワクワク・ドキドキ感がないのですが、それはどうやら私の方の年齢のせいなのかも。(^^;
脚本は、天下の、というより、私に就職を蹴らせてもの書き業界に引きづりこんでくれた君塚良一センパイです。どーでもいいようなくだらないハナシでこれだけ楽しませてくれるんだから、センパイが売れっ子になれた理由、わかります。m(__)m

で、ここからが私にしてみれば本題でして……。

観ている途中で、なんか妙な気持ちになってしまいました。
私の場合、バブルの時代と今が、直結している感じなのです。
というのも、この映画の設定が17年前のバブルの時代にタイムマシンで遡る話。
一方、ヒロキと暮らしてきた15年半+いなくなってからの1年で、まったく同じ時代。
そうか、ヒロキが生まれた頃って、バブル真っ只中だったんだ……。

ヒロキがいなくなった今、私にとってヒロキとの暮らした15年は、大切な思い出としての15年であり、特別扱いの15年なのです。で、特別なので横に置いておくと、中抜きとなった今とバブルの時代がタイムトンネルよろしくくっついてしまうわけで……。
実際、今やってる映画製作、あの頃にやっていた仕事の延長戦みたいな感じだし……。

バブルの時代は、福祉もバブルだったみたいです。
町田でもとある福祉施設なんか万博のパビリオンみたいに恥ずかしい外観してるし。(^o^)

坂道を転がり落ちるような時代に、私は福祉の仕事してきたんだなあ……。
でも、まだ頑張れた時代だったって言えるのかな。だから楽しかった。今は頑張ってもどうにもならない時代って感じがしてしまうので。

タイムマシンが洗濯機のドラム、っていうのは普通なら笑えるんですけどね。
でも、ここだけは私には笑えなかったです。
だって、私に福祉のいろんなことを酒呑みながら教えてくれた高坂さん、日本という国の「精神薄弱」という言葉を「知的障害」に変えさせた当事者なんですけど、仕事場のクリーニング工場で、洗濯機のドラムに巻かれて命落としているわけだし……。

君塚さんにアポとってみたいと思うんだけど、連絡先がわかりません。
20代の頃に住んでいた世田谷のアパートの住所しかわからん……。(^o^)
この前テレビ出ていて、ものすごい家に住んでたしなあ。当たり前だよなあ。思いっきり売れっ子だもんなあ……。

今の私にしてみれば、売れっ子脚本家になることより、ヒロキの親になれたことの方が、はるかに胸張れる人生なのですけどね。(^o^)v


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コメント

レインボーおやじさんとはほぼ同世代にてバブル時代から今の時代まで会社人間として、そして障害児の父親として生きてきた中でこの映画には大変興味あります。日曜日に時間を割いて見ようかと迷いながら結局見なかった。またの機会にぜひ。

ぼくうみ上映目指してがんばりましょう。
なんだかとっても久しぶりに書き込ませていただきました。

原田知世>広末涼子って、わかります(#^.^#)
これって、世代の刻印づけでしょうか?

>今の私にしてみれば、売れっ子脚本家になることより、ヒロキの親になれたことの方が、はるかに胸張れる人生なのですけどね。(^o^)v

脚本家・大輝君の親
映画でつながりますね。

映画作成の稼動、ホントに嬉しいです。
群馬のおばちゃんも頑張ります(^^ゞ

面白かった映画のときは饒舌になり、つまんなかった映画のときは沈黙するみたいです。>じぶん (^^;

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