交通事故死:自閉症少年の両親、逸失利益求め提訴へ 札幌
札幌市で05年に交通事故で死亡した重度の自閉症少年(当時17歳)の両親が、事故を起こした女性らを相手取り、平均賃金に基づく逸失利益約4280万円など総額約7340万円の損害賠償を求める訴訟を4月上旬、札幌地裁に起こす。将来得られたはずの収入を算定する逸失利益を重度障害者が健常者並みに認められたケースはなく、両親側は「憲法の平等原則に基づき、逸失利益を認めさせたい」と話す。
訴状となる書面によると、高等養護学校2年だった少年は05年8月10日午前、同市南区滝野の国営公園敷地内のバス停で路線バスから降車後、車道に飛び出し、乗用車にはねられて死亡。少年は特定非営利法人(NPO)のヘルパー2人らと初めて路線バスに乗る訓練中だった。両親は車を運転していた女性と、目を離したヘルパー1人、同NPOなどに賠償請求する。
女性が加入していた損害保険会社は事故後、両親に賠償額の見積もりを提示。重度障害を理由に逸失利益の算定は0円だった。
両親側は東京高裁が中度の自閉症少年について「調理師として働ける可能性があり、平均賃金の4、5割の収入を得る能力は潜在的にあった」と1800万円の逸失利益を認めた判決(94年11月)を引用。「養護学校で作業能力があるとされ、就労の機会を得た可能性は高い。少なくとも法定の最低賃金で計算すべきだ」と主張する。
両親の代理人で障害者の人権問題に詳しい児玉勇二弁護士(東京)は「保険会社から自動的に0円と算定され、泣き寝入りしている障害者の遺族は多い」と話す。【真野森作】
◇逸失利益 事故による被害者の死亡や後遺障害がなければ得られたはずの収入を仮定して算出したもの。生活費分を控除した年収に、就労可能だった年数と中間利息を考慮した係数をかけて計算する。一般的に将来の稼働能力が事故前にあったことを立証できなければ認定されない。
毎日新聞 2007年3月15日
こういう記事を読むと……胸中複雑です。
いろんな思いが頭のなかをよぎります。
逸失利益が0円なんてアカの他人に勝手に決められて日にゃ、私だって激怒してしまうだろうな。たぶん……。
私自身、不当な言い分にはとことん当然していく性格ですし。(^^;
でも、車を運転していた相手はともかくとしても、預かって貰っていたNPOやヘルパーさんに損害賠償するかな、って、ふと思ってしまうんです。
想像するに……NPO側が適当な言い訳で責任回避しようとしたんじゃないのかな。だから、子どもを失った両親側がカチン!! ときた。
私が損害賠償請求してきたJR側の態度にカチン!! ときたようなものです。(^o^)
ウチの場合は、JR側の謝罪というかたちで事務処理が完了したので、今はもう何も言う気ありませんけど……。
たとえば、ウチのヒロキ、逸失利益が0円とか言われても、たぶん私は何の文句も言わなかったと思います。ほんと、あいつがお金生み出すなんて想像の範疇外だし……。(^o^)
でも、そんな奴でも、車道に飛び出して轢かれるなんてことはないレベルに交通ルールは会得してました。
知らなかったのは“線路の上を歩いたら危険”だってことだけです。
道路の危険性の認知すら出来ないレベルでは、逸失利益の主張は無理なんじゃないのかなあ。あくまで私個人の意見ですけど……。
でも、子ども失った親は、どうにもならない憤りをどこかにぶつけたいものなのです。
なかなかわかって貰えないですけど……。
ましてや、ネット上は匿名で嫌がらせいくらでも出来るし……。(^o^)
【「ぼくうみ上映会」を企画してくださる方、募集中! m(__)m 】
最近のコメント