公開10日前。。。
無謀にも、たった一人からはじめた映画製作でした。
それが、多くの方々から応援を頂き、ここまで来ました。
よくまあここまで来たなあ、っていうのが本音です。
東京が直下型の地震でも見舞われない限り、10日にはロードショー公開です。
ぼくうみの原案となる作品を書いたのが、かれこれ15年前。
小説を出版したのが、7年前。
ヒロキがいなくなって、3年半。
映画の一番の応援団長だった母がいなくなって、4ヶ月。
何があっても時は流れていくもんです。
他人にとっては、無数にある邦画のなかの地味な一本なのかも知れません。
でも私にとっては、人生丸ごとかけた特別な一本です。
まだ何も返すことが出来ていません。
「1万円カンパしてくれた人にチケット1枚ぐらいはお礼として送った方がいい」
とある方に言われ、そうだよなあと思い、ちょっと計算してみたところ……それだけのことするのにも郵送料を含めてでも150万円もの経費がかかってしまいます。
スミマセン、今は出来ません。m(__)m
今は、一人一人の方にお返ししていくことより、作品を前に進めることこそが一番の恩返しだなんだ、と思うようにしています。
今年の不順な空を見上げていると……去年の夏の、それも梅雨の期間に映画を撮り終えることが出来たなんて奇跡です。
そもそも、こんなに多額の支援金を頂けたこと自体が奇跡です。
完成させることより劇場にかけることの方が難しい、と言われるなか、東京都の劇場でロードショーを迎えられることも奇跡に近いです。
ま、私は奇跡なんかじゃ全然なく、ヒロキがあっち側で頑張ってお仕事してくれているからだと思ってはいますが。。。(^^;
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» 映画 「ぼくはうみがみたくなりました」 上映 [「境界に生きた心子」]
昨日の読売新聞に、 知り合いの脚本家・
山下久仁明 (くにあき) さんが 紹介されていました。
山下さんは
自閉症児・ 大輝 (ひろき) 君 (イケメンです) の 父親です。
大輝君をモデルにした小説 「ぼくはうみがみたくなりました」 を、
2002年に ぶどう社から出しました。
それを映画化したいと 動き始めた3年前、
大輝君は 大好きな散歩中、 事故に遭って 亡くなってしまいました。
大輝君が全てだった山下さんは 頭..... [続きを読む]
恵比寿のロードショーも、山下さん(並び大輝くん、お母様、ご家族)及び映画制作関係者の方々、キャスト、スタッフ、沢山の全国の支援者の方々、みんなの「ぼくうみ」の映画にかける気持ちが一つになって、努力した結果だと思うのです。
奇跡、起こしましょう!!今度は、全国ロードショーへの。 地元、映画館での上映も私は叶うと信じてます。
お空で、応援してる大輝くん、山下さんのお母様、そして家の旦那、きっと見守って良い結果へと繋げていってくれると思います。
あと一息、「ファイト!一発!」(←あちゃ~、つい、某CMフレーズを云ってしもうた。(^~^ゞ
おばはんギャグ、お許しを。今日は、暑さと昨夜の寝不足で、変なテンションなんで、すいません。
でも、無理なさらずに、レインボーおやじさん。(^o^)v
投稿: さとう まさみ | 2009.08.12 12:30
おめでとうございます!!(^0^)/゛
読売新聞も見ました。(^^)
ついにここまで来たのですね。
本当に心からのお祝いと、敬意を送らせていただきます。
σ(^^;)のブログにも記事を書かせてもらいました。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/59539017.html
自閉症への理解がもっと広まることをお祈りしています。
境界性パーソナリティ障害に対する理解は自閉症より遥かに低いですが、いつか拙著「境界に生きた心子」も映像化されることを夢見るばかりです。
「ぼくはうみがみたくなりました」が成功して、さらに上映が拡大することを願ってやみません。
投稿: イナモト | 2009.08.12 13:20
今年はなかなか暑くならなくって、私的にはホッとしてます。
ヒロキが体力温存させてくれてるのかも。(^^;
投稿: レインボーおやじ | 2009.08.13 01:50