「どうやって生きてっていいのかわからないなあ」
蟹江敬三さんのセリフです。
「19歳の地図」という映画の中でのセリフ。
原作は中上健次。大学浪人中の新聞配達をバイトとする青年の葛藤を描いた作品。私が大学時代に観た映画です。気持ちがドヨーンとなってしまった映画です。
そんな映画を、当時つきあってた女の子と観に行ってしまったバカな私です。…って、そんなことはどーでもいいのですが。。。(^^;
とにかく頭の中に残っているシーンがあります。
シチュエーションの細かいところは全然覚えていないのですけど、蟹江敬三さんがむしゃぶるように蟹を食いながら呟くのです。
「どうやって生きてっていいのかわからないなあ……」
このセリフ。まるで自分のセリフのように感じてきてました。
脚本家を目指していた20代の頃も。。。
結婚した直後の頃も。。。
で、ヒロキの自閉症がわかってから、忘れてました。
で、最近、やっぱり思うのです。
「どうやって生きてっていいのかわからないなあ……」
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コメント
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蟹江敬三は確か、浪人生と相部屋で暮らすダメ男の役でしたね。
「どうやって生きてっていいのかわからないなあ……」
私も判りません。
ただ私は、少なくとも「むしゃぶるように蟹を食」っている時はそんな事考えもしない。
もしかしたら「むしゃぶるように蟹を食」うのが、食い続けるのが「人生」かも知れません。
投稿: 脚本家S | 2011.06.06 19:54
蟹江敬三が蟹食ってるって、実はただのダジャレだっただけなのかも。。。(^^;
投稿: レインボーおやじ | 2011.06.06 22:59