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2011.12.24

2011年のおわりに。。。(3)

元脚本家の私は、ヒロキが自閉とわかり、障害児の放課後活動の場所としてつくしんぼを立ち上げて以来、ずっとヒロキのために生きてきました。
それは、去年までずっと続いていました。
映画製作だって、ヒロキのための最後の仕事だと思ってやってきたのです。

それが、映画がとりあえず一件落着という感じになり、ましてや東日本大震災があり……。
私はこの先、何のために生きていけばいいのだろう???
そんな思いに押しつぶされそうになってしまいました。
なんせ20年近く、ヒロキために生きてきていたわけで……。

とりあえず、もう誰かのためではなく、自分のために生きてみよう、って思うことにしました。

自分のために生きる。
そのために最初にしたことは、つくしんぼの施設長を降りることでした。
そして、はじめたことは、もの書き業に戻って「ぼくうみ」の続編を書くことでした。

ぼくうみ自体は、ヒロキのために書いた作品です。
でも続編は、自分のために書く作品です。

ただ、いつ書き終われることやら……。(^^;

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コメント

おやじさんにかかわらず、障害児(者)の親って子供を自分の生きがいにし過ぎるよね。ほっとき過ぎよりはいいけどね。
ヒロキ君は、まだ親の保護は必要だったけど、いくら障害が重くても、親から離れる時期が必要であるんだけどね。

よく、みぎちゃんは自立できる力があるからと言われたけど、それは親御さんの言い訳にしか聞こえないことがあります。

自分のために生きていこうよ(これって自分にも言ってますorz)

いいなぁ、みぎちゃんは。^^;

私子育てというか自分の心の滋養にいろんな本を読んだり映画見たり人の話聞きに行ったりするんだけど、

「すべての生き物は土作りに参加する」

という富山和子さんの言葉が一番印象に残っています。日本の博物記のような本です。娘自身が図書館のバザーで気に入って貰って来ました。

親になるということは。
腐葉土になるということ。

自分の実りを求めないこと。
我が子だけでなく、
わが子が生きられるような社会全体の田起こしをする決意のこと。

私はそう思っています。
ヒロキ桜、ありがとう。
どんなにおやじさまが辛かったか愛しかったかわかるわ。

元気出してね。

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