「一口支援」集計報告
11/17の記事に関しての木村先生からのご報告です。
(昨年末に受け取った内容です)
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このところ、師走の厳しい寒さが続いておりますが、皆様方におかれましては、ご健勝でお過ごしのことと存じます。
この度は「一口支援」に対し、ご理解ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
12月15日を過ぎてもご支援のお申し込みをいただき、皆様方の被災地に対する温かいお気持ちを被災された方々にお伝えする大きな役目を改めて感じております。
今回、この「一口支援」に踏み切った経緯を説明させていただきます。
私達は、震災が起きた1年半前まで女川に住む母の介護で月の半分は女川で過ごしておりました。震災後、ガソリンの供給がかろうじて復旧し始めた4月末より、「見える支援」、「ピンポイントの支援」をキーワードとし、支援物資、義援金などを直接女川に届けてまいりました。それには、「つくしんぼ」、「サロン ワンコイン」、「SAN」、「アースデーマネー」、「赤堤小ふれあいサンデー」「サロンべるべる会」鴎友学園ゆきわ会」の方々、そして友人などの多くの人々に助けられながら支援活動を続けることが出来たと思っております。7月には「下着プロジェクト」を企画し、小、中学生の新しい下着を750名分購入し届けることが出来ました。その際に強く感じたことは、継続した支援が必要であることは勿論ですが、このような支援の仕方で、被災地の方々は、今日、明日をしのいでも、1年先はそして2年先はどうなるのだろうという思いでした。当初から、被災された方々は、とにかく復興したい、自分の力で収入を得たい、と切望していらっしゃるのを痛切に感じておりましたが、日に日に強くなるその思いに答えるには、支援の形を変えていくべき時期が来たのではないかと感じた次第です。
この「一口支援」を広く、多くの方にお願いし、被災地の方々と共に、復興の兆しを感じていただき、収穫の喜びを共有できますことを願ってやみません。
《12月25日現在の集計報告》
ご支援いただきました人数……153名(グループ支援の人数を含みます)
支援口数……155口
《横浦浜の現在の状況》
皆様から頂いた支援を順次、資金にしホタテの種を北海道から1箱4000円で購入し、12月中ごろまで種付けをしました。そして、海に下ろすことが出来ました。例年ですと1000箱、400万の資金でホタテの種付けを寒さの厳しい時期に終えます。今はホヤの種付けに入っております。
12月初旬にやっと、女川の中心地に郵便局が再建されました。本来、通帳記入を皆様方がお振込み頂き次第、すぐに確認をしなければならないのですが、石巻迄行かなければできませんでしたので、このご報告も遅くなってしまいました。
支援期限(12月15日)を設けましたのも、上記しましたように寒いうちに作業を終えなければなりませんので、すぐに資金が必要ということが大きな理由でした。しかし今後も、3月までは養殖の種付けは続きます。どうぞ皆様のお知り合いにお声をかけて頂き、少しでも賛同者の輪が広がれば幸いです。
今後の計画としましては、4月に私たちは横浦浜に行き、被災地の方々の様子や養殖の状況を見聞きし、どのようなかたちで品物を出荷するかの細かい打ち合わせをし、皆様にご報告する計画でおります。
この活動で得た皆様方の被災地への思いが、被災者の方々の生きる力となることを念じております。有難うございました。
年末となり、ご多忙の毎日をお過ごしのことと存じます。来る年が穏やかな1年となりますようお祈り申し上げます。良い新年をお迎えくださいませ。
世話人 木村一郎・巴
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