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2012.11.23

大川小学校へ。。。

体調悪いと言いながら、宮城・石巻まで次男とともに行ってきました。
次男が高校時代からお世話になっているS先生に久しぶりに会いに伺うのが目的だったのですけれど。。。
S先生が大川小学校の生徒74人が津波で命を失った惨事の事後処理に関する問題の協力者であることから、大川小学校まで連れて行って頂きました。
大川小学校のことは、私自身、3.11の大震災の中でも、特にずっと心に引っかかっていました。でも、マスコミがほとんど取り上げてくれないので、多くの子ども達の命が奪われたこと以外、東京にいる私はほとんど何も知らなかったわけで。。。
先週末の明治大学での「大川小学校で起きたこと」と題しての報告会にも参加させて頂き、今回は実際に大川小学校まで足を運ばせて頂いた次第です。

この本だけは、ぜひ皆さんに読んで頂きたいです。

「あのとき、大川小学校で何が起きたのか」
池上正樹・加藤順子 著 青志社 1575円

ちなみに、石巻市内の書店には置いてないそうです。
市ぐるみで、書店に置かせないよう圧力をかけているから。。。

[本の帯より]
3・11の大津波で全校児童108人のうち、実に74人の死亡・行方不明を生む大惨事の舞台となった宮城県石巻市立大川小学校。
これまで、ひた隠しにされてきた「空白の51分」の悲劇が明らかになった!
なぜ、「山さ逃げるべ」という児童の懇願も受け入れず避難が遅れたのか?
なぜ、石巻市教育委員会は児童の聞き取り調査メモを廃棄したのか?
なぜ、真相解明を求める遺族の声は聞き入れられないのか?
膨大な資料開示請求から得た新事実と、行政・遺族双方への綿密な取材によって再検証する、渾身のノンフィクション!

生き残った子どもたちの聞き取った内容を、都合よく取捨選択する石巻市教委。
その市教委によって神隠し状態の、たった一人の生き残りの教師。
遺族が子どもたちを探し続けているにもかかわらず、震災から一週間も顔を出さず、マスコミの車で初めて学校を訪れ、愛機のカメラで写真だけ撮ってそそくさ帰って行ってしまう校長。
「宿命だ」とか平然と言ってのける石巻市長。

自己保身ばかりの最低の輩共が教育現場を仕切っている現実。。。

50分もあって・・・ここまで避難すれば助かった命です。
体調悪いとか言ってる私でも3分もあれば充分登れる場所でした。

責任取って欲しいなんて誰も言っていない。
ただ、真実が知りたいだけ。
そんな親としての気持ち、同じ子どもを失った親として、痛いほどわかります。

娘さんを失い、真実を知りたいと中心になって頑張ってるお母さん宅にもお邪魔し、いろいろ話を伺ってきました。
子どもを失った親の気持ちは、失ったことのない奴らにはわからないんでしょうね。たぶん。

たった一人で命を落としたヒロキと、大勢の中の一人として命を落とした子どもたちと。。。
いろいろ比べてしまう自分がいます。

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コメント

こんにちは、ご無沙汰しています。
体調に気を付けて、マイペースで活動して下さい。

石巻は昔、石森章太郎記念館に行った事があります。
静かな街でした。

今もなお真相究明がされていないなんて、先生たちの言う通りにして
死んでしまった子供たちが浮かばれません。

この本気になっていたので、読んでみたいと思います。

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