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2013.04.27

LOH症候群の当事者本

ここのとこ、ネットで見つけて注文した3冊の本をたて続けに読みました。

「ジタバタ男の更年期」 はらたいら著(2000年)
「男も更年期がわかると楽になる」 はらたいら著(2002年)
「実録・ぼくの更年期」 永井明著(1998年)

はらたいらさんは、ウチらの世代であればほとんどが知っている、クイズダービー「はらたいらに3000点」の漫画家さんです。
永井さん、エッセイ「ボクが医者をやめたわけ」がテレビドラマ化もされたお医者さんです。私が手塚時代に執筆したOVA版「ブラックジャック」の医療監修をしてくださった方でもあります。

どれも10年以上前の本です。
当事者本は、この3冊しか見つけられませんでした。最近の本は皆無です。
当事者として書く人なんて、なかなかいないってことなんでしょうね。
だって、自分をネタにするわけだし、ふつうなら絶対隠したいネタだし、出版まで持っていけるのは、既に物書き関係の人に限られるわけだし。。。
医者が書いた専門書みたいなのはたくさんあるけれど、そういうのは特に読みたくもないので、遠慮してます。専門家の書いた自閉症の本なんか読みたくないのと一緒です。(^o^)

で、はらさんも永井さんも、既に亡くなっています。
男の更年期が原因……ではありません。お二人とも、肝臓癌。。。
私は、おかげさまで、肝機能は問題なしです。そのかわり、コレステロール値がダメダメですけど。。。(^^;

お二人が男の更年期と闘っていた頃は、まだLOH症候群という病名がなかった時代です。
LOH症候群が『病気』として認められたのは2007年と比較的新しく、それまでは男の更年期障害というのはなんとなくわかっていたけれど、きちんとした症状判断ができないという状態だったらしいです。

ブログでは、当事者でなく、奥さんが綴ったものを発見し、最初から全部読ませて頂きました。
「男性更年期障害を知ろう!」
http://pblog.denmame.net/
この奥さんのご主人、私なんかより全然重度みたいです。たぶん。

あと、真面目な当事者の方がまとめたらしいサイトもありました。
「男性更年期(LOH症候群)の経験談」
http://yoshiki1.com/danseikounenki/
すっごくわかりやすくまとめられています。真面目さがにじみ出ている。真面目過ぎるからLOH症候群なんかになっちゃうのでは? なんて思えてしまう。(^o^)

他のサイトは、ほとんどがお医者さんの営業サイトばかりで、似たりよったり。。。

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