2013年のおわりに。。。(3)
私はたぶん子どもの頃から、どこかに目標を置き、その目標に向かって頑張るっていうのが好きな性格みたいでした。だからいつも、何かしらに向かって自転車操業のように生きてきました。
大学卒業後は脚本家になるために頑張って、ヒロキの自閉症がわかってからは放課後施設づくりに頑張って、ヒロキがいなくなってからは映画製作に頑張って……。
何かに向かって頑張っていると、楽しかったんです。
もちろん諦めたこともたくさんあります。でも、何かを諦めても、別の何か目標となるものが必ずありました。
自分から探さなくても、いつも目の前で何かが待っていてくれました。
ところが今、目の前に何にもありません。
ぼくうみの映画が一段落したら、次に何もないのです。何も見つからないのです。
これはヤバいと、去年あたりから感じ始めていて。
映画が完了してゆえの燃え尽き症候群だから、しばらくしたら復活するだろうと思いきや、全然ダメ。だから無理して、ドキュメンタリー撮るぞと動いてみたり、本書くぞと頑張ってみたりしたのですが……。
年齢のせいか、病気のせいか、どうしても気力が続かない。
頑張ろうとしていても、ふと気づくと、やりたくなくなっている。
で、焦る。自分自身に焦る。
焦るとストレスになる。ストレスがたまって体調が悪くなる。
体調悪くなると、ますます何も出来なくなって、焦って、ストレスになって……。
負のスパイラル、ぐるぐる……。
都合よくいろんなことを諦めるという考え方で、精神的に楽にはなったものの……。
楽になり過ぎたことが、今度は苦痛だったりするのです。
« 2013年のおわりに。。。(2) | トップページ | 2013年のおわりに。。。(4) »
コメント