2017年のおわりに。。。(12)
父がいなくなって、始めたことがあります。
ひとつが相続の手続、もうひとつが新居の新築。
そしてもうひとつ。
ぼくうみの続編小説の執筆、です。
ずっと書きたいと思っていました。
続編では、淳一クンに運転免許証を取らせたい。
そのアイディアをぶどう社の市毛さんに話したのは、ぼくうみの小説の出版直後。
2002~2003年頃。15年も昔のこと。
市毛さんは、書けたら出版しよう、と言ってくれました。
でも、なかなか書けませんでした。
一番大きな理由は、とにかくぼくうみを映画化したかったから。
続編書くより、どうすれば映画化出来るのか、そっちの方ばかり考えていました。
もともと、映画にしたくての、ノベライズ的な小説ゆえ。。。
小説がヒットするわけでなく、現実的に映画化は無理かなと次第に思うようになり。
そうなると、続編なんか書く気もなくなり、そのままズルズル。。。
自主製作による映画化を考えるようになった途端、ヒロキが事故でいなくなり。
その直後の勢いだけで、映画化をスタートし。
3年かけて完成。
さらに3年かけて自主上映での借金返済。
上映会の時に、よく言われました。
「続編をつくってください」
絶対に無理です、と答えてました。
映画を作れたのは奇跡だから。
もう一回作ると言ったって、もう寄付は集まりません。
寄付はヒロキが集めてくれたものだから。
「映画の続編は無理だけど、小説の続編は書こうと思ってます」
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