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2017.12.18

2017年のおわりに。。。(4)

私のもともとの仕事は脚本家です。シナリオライターとも言います。
どっちでもいいです。
いずれにせよ、作家というより、ただの物書きですが。(^o^)

脚本家って、作家の類はたいていそうだけど、他人の真似が許されません。
真似がバレると、「パクッた奴」と叩かれる。
東京オリンピックの最初に決まったシンボルマークの時みたいに。。。

なので、オリジナルであることにこだわります。
自分の企画であることにこだわります。
ローソンもファミマも、セブンイレブンをパクッて大きくなったけど、脚本家はそれが許されない。
ま、原作物は別ですけど。でも、原作物は自分の作品ではありません。他人の作品です。

2012年、つくしんぼはアバウトだった東京都単独の福祉事業から厳格な国の放課後等デイサービス事業に仕方なく移行しました。
東京都と町田市に脅されたからです。
脅しには屈しませんでした。が、補助金がなくなることには屈しました。
で、移行はしてみたものの、私のアバウトな性格と四角四面の制度が相容れるはずもなく。。。
私はますますつくしんぼがやめたくなりました。

本気でやめようと思いました。
本気でやめようと思うと、やってくれる人が現れ。。。
で、2014年、つくしんぼの代表もNPOの理事長も次世代にバトンタッチしました。

やめたらのんびり出来る。のんびりしながらやっとぼくうみの続きも書ける。そんなこと思っていましたが、思ったようには行きませんでした。
自分の体調はするわ、父親の介護が始まるわ。

父親の介護が始まった頃から、つくしんぼの引っ越し先を考えるようになりました。
相続税を払うためには、つくしんぼの土地を売ることになるだろうと思ったので。。。

自分が代表で続けていたら、とっととやめてしまっていたでしょうけど。
次世代に任せた時点で、そう簡単にやめるわけにもいきません。

そんな時、思いました。
あ、自分は作家だったんだ、と。

「ぼくうみ」の企画・原作・脚本だったように、自分は「つくしんぼ」の企画・原作・脚本・制作・監督だったんだ、と。

「つくしんぼ」の脚本・制作・監督業は交代したけど、企画・原作者であることには変わりない、と。

腐っても作家根性、なんでしょうね。
雨後のタケノコ、二番煎じだらけの最近の放課後等デイサービスとは違う。
「つくしんぼ」は私のオリジナル作品だったんだ、と。


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