自分をプレゼン。。。
先週土曜日のこと。
ALSの患者さん達が自分のことを語るネット配信イベントを観た。
大学時代の同級生で声優の津久井教生が出演すると言っていたので。
久しぶりに話も出来た。zoomは便利だ。
画面を観ている限りは〈ふつう〉だ。
喋れている限り〈ふつう〉に見える。
いや、〈ふつう〉にしか見えない。
でも彼は、既に最重度の身体障害者らしい。既に全介助状態らしい。
らしい、というのは、自分の目で見ていないから。一度会いに行きたいと思ってはいるものの、コロナ下では難しい。
日大芸術学部放送学科で同期は100人ちょっと。
その中でALSに罹患した友人は2人目だ。
BDC演劇映画放送研究会というサークルで一緒だった三浦英樹もALSだった。
もう何年前になるだろう。三浦とはサークルの何十周年だったかの記念の飲み会で久しぶりに会った。学生時代と変わらず、無口で〈ふつう〉の奴だった。
当時の三浦は、既にALSに罹患していたらしい。
そして、葬儀の案内が来て、ALSだったことを聞かされた。
三浦は、生き続けることを自ら拒んだらしい。
そして、津久井をはじめ、配信イベントで自分をプレゼンしていた人達は、生き続ける選択をしている。
家を建てた時、家族は7人だった。
祖母が骨折後の長期入院の末にいなくなった。
ヒロキが事故で一瞬のうちにいなくなった。
母親が脳梗塞で一瞬のうちにいなくなった。
父親が誤嚥性肺炎で入院の末にいなくなった。
我が家に、生き続ける選択、をした家族はいない。
唯一、父親には生き続ける選択をする余地はあった。
が、私がそれを奪ったことになる。たぶん。
季節性感情障害。
症状が出ている期間は、生きているのがやっとだったりする。
症状の出ていない期間は、生きていること自体をとくに意識しない。
そして今年、もうすぐ梅雨だというのに、まったく症状が出ていない。
去年丸9ヶ月も寝込んでいたというのに。あれは何だったんだろう。
エアロバイクとプロテインがそんなに効いている?
だとしたら、これまでの17年の格闘って一体???
自分はどっちだろう、と考えてみた。
が、どうせ自分は脳梗塞で一発だろうから考えるだけ無駄、と結論づけ、思考に蓋をした。。。
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