2022年の終わりに。(4)
人生最後、みたいなことをとりわけ意識するようになったのは、津久井教生がALSに罹患してからのような気がする。
徐々に病状が進行していく様子を日々見聞きするのは、今年も結構届いた訃報以上にボディブローになっている。
少し説明しておくと。
津久井教生は声優。この秋に30年続けてきたニャンちゅうの声を教え子の後輩にバトンタッチしたばかり。
大学時代の同級生で、彼が中退後は連絡を取ることもなかったのだけど。
いつしか有名声優になっていて。
映画制作宣言した時に、実はずっとブログを読んでいた、と連絡くれて。
淳一役の役者捜しに協力してくれて。
映画の中では友情出演でラジオのDJ役もやってくれて。
イマジカでの最初の試写の時、映画が終わった直後、彼の顔見た途端に泣けてしまって。
埼玉方面で上映会ある時には必ず来てくれて。
一緒に舞台に立った時には喋りの下手な私の代わりにトークをリードしてくれて。
彼にはきっと大勢の友人がいるんだろうけど、私は友人少ないから、一方的に親友みたいに思っていたのだけど。
3年前にALSが発病して、だんだんと運動機能を失っていく生きざまをブログ・Facebook・Twitter・YouTube・ネット記事等々で発表していて。
でも11月中旬を最後に、一切の更新が止まっていて。。。
自宅住所も電話番号も知ってるけど、連絡取ることも出来ず。。。
自分の場合、体調の浮き沈みはあるものの、気分のいい時にふらっと外出できるわけで。
それって、実はすごく贅沢なことだと最近つくづく思う。
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