予告編

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  • アマゾンでは古本数冊…。


  • ずーっと売ってくれてます。m(__)m

(^o^)v

2022.06.16

津久井教生のこと。

「きょうせい」ではなく、私の記憶では「のりお」が本名だったような。
大学(日大芸術学部放送学科)での同級生でした。英語等の一般教養の授業でよく顔を合わせていた。
いつしか顔を見なくなったように記憶しているのは、本格的に声優を目指すべく中途退学してプロダクションに入ったからみたいだ。
NHKのEテレで長年ニャンちゅうの声を担当している声優。声だけは知名度抜群。

そんな彼から、突然連絡があったのは、ヒロキの事故の直後のこと。
30年近くぶりになるわけで、最初はビックリしました。なんせ相手は芸能人。
私は覚えていたけど、彼が私のことを覚えているなんて思ってもいなかった。
彼は、ぼくうみ映画化に協力したいと言ってくれた。
自閉症の淳一クン役を探していた頃には、候補として声優志望の青年を何人も紹介してくれた。

ぼくうみ映画の中では、ラジオから聞こえるDJ役が彼の声だ。
本当は役者として出演したかったらしいのだが、俳優ではなく声優というのが、私にとっての彼のイメージだったもので。
よく喋る奴で、ほんと口から生まれて来たような奴で、一緒に何かする時、とっても気楽でいられた。
喋りが苦手な私に代わって、私はただただ相槌打ってるだけでイベント進行の全部を勝手にやってくれるゆえ。(^^;

そんな彼がブログとFacebookに体調不良の話を書くようになったのは3年ぐらい前のこと。
「名無しの権兵衛病」と彼は自分の病気を呼んでいた。
私も原因不明の症状で寝込んでばかりいるので、一緒だなあなんて思っていた。
でも全然違った。
どうやら自律神経不安症で、とりあえず死ぬ心配もない私の病状に対し、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)だった。

講談社・FRau・「ALSと生きる」を、掲載当初からずっと読んでいる。
連載は50回に超えている。
転ぶようになり。
歩けなくなり。
動けなくなり。
手も動かなくなり。
もうすぐ呼吸も出来なくなるだろう、と書いている。
気管切開をして声も出なくなるだろう、と書いている。声優なのに。。。

彼の記事を読んでいて、私はかなり影響を受けている。
還暦も過ぎたし、ちゃんと動けるうちにやりたいことやろうって気になってきていて、それでモーターパラグライダーで飛んだりもして。(^^;

Kyousei

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2022.05.31

デジタルフォトフレーム

我が家にはデジタルフォトフレームがふたつある。
画面のサイズはそれぞれ10インチと7インチだ。
大きい方にはヒロキが写っている15年分の全部の写真が入っている。
1990年から2006年までの写真だ。
小さい方にはロッキーが写っている15年分の全部の写真が入っている。
2006年から2021年までの写真だ。
大きい方は居間に置いてあって、タイマーで朝8時から夜10時まで映っている。
ランダム設定になっているので、いつ頃のヒロキの写真が映るかはその時次第だ。
小さい方は玄関に置いてあって、やはりタイマーで朝8時から夜10時まで映っている。
ノーマル設定になっているので、生まれた頃から死ぬまでの写真が順番に映る。
ふたつのフォトフレームを合わせると30年分になる。
どちらのフォトフレームにも脇役のように次男も登場する。
0歳から30歳までの次男が時々映る。
私が死んでも私用のデジタルフォトフレームは増えない。
だって、私は私の写真をまったく撮っていないからだ。

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2022.04.14

かにかま

愛犬ロッキーが15歳でいなくなって、はや7ヶ月。
餌を置いてあった引き戸の奥の白ビニール袋の中から、かにかまが出てきた。
犬猫おやつ。かまぼこにカニ肉をプラス。国産。
封は開いていない。買い置きだったやつだ。
コロコロした餌だけだと飽きてしまっていて食べないので、トッピングとして使っていたやつだ。
400g入りのメガパック。お得だったはずなのだが、返って損してしまった。
1袋で1500円近くする。もったいない。
犬が食べて大丈夫のものは、人間が食べても問題ないはず。
で、検索してみた。
やっぱり人間が食べても問題ないらしい。
人間の食べ物の方がよっぽど毒だ。
で、おそるおそる食べてみた。
不味くはない。
塩味が薄く、うっすら甘く、微妙に美味い。
いや、かなり美味い。
これはいける。
健康あたりめカムカムの空き容器に詰め替えてみたところ、ちょうどいっぱいになった。容器を入れ換えると、人間のおやつのようだ。
柿の種は必要だけど、さきイカはしばらく必要なくなった。

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2022.03.27

みぎちゃんのこと

今は川上さんなのだが、古いつきあいの友人達の間では旧姓の右田が生きていて、彼女のことをみぎちゃんと呼ぶ。
みぎちゃんと出会ったのは、青年学級へ参加した直後。1994年頃だから28年前。
脳性まひだけど、当時は飲み歩きまくっていたっけ。
一番覚えているのは、横浜で飲んで、町田へ戻る電車内でのこと。
みぎちゃんはすっかり泥酔していて、私も酔って、2人してフラフラ。
シルバーシートに座っていると、座席の前に立っていた人が同情したのか1万円をカンパしてくれたっけ。
それを2人で5千円ずつ山分けにしたっけ。
脊椎の手術をした後は歩けなくなって、飲み歩けなくなったけど、酒豪は健在で、酒の安売り店で大量箱買いしたビールの宅配が私の仕事だったっけ。
亭主のカズさんとはパソコン通信での出会い。脳性まひ同士の夫婦となって20年。
いつしか2人の住むマンションが居酒屋代わりになってたっけ。
本日、納棺。
また一人、大切な仲間がいなくなってしまった。

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2022.02.27

17度の壁

スキー場の斜度の話ではない。
気温の話だ。
他人にはおそらくわからないと思うが、私には17度に壁がある。
身体が熱を取り込みたい温度と放出したい温度の境目が17度なのだ。
秋、最高気温が17度を切る頃から、体調がよくなる。
春、最高気温が17度を越える頃から、体調が悪くなる。
他人はいい季節が訪れたと言う。
私は嫌な季節がやって来たと言う。
梅が咲き、桜が咲き、新緑がやって来る。
植物もこれからの季節が好きだ。
でも私は嫌いだ。
倒れるから嫌いだ。
目がショボつき、ボーッ感が来て、鬱が来る。
思考が停止する。
コロナの後遺症のブレーンフォグ。まさしくそれだ。
診断名は、季節性感情障害。
障害者手帳も頂けてしまったが、嬉しくない。悲しい。
畑の柿のくくりつけた温度計は、午後2時現在で18度だ。
もうすぐ今年も終わる。
来年は11月に始まる。
私の一年は半年だ。半分寝太郎だ。
嘆きの壁の崩壊を願っているものの、20年近く繰り返しているので、たぶん死ぬまで無理だと思う。

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2022.01.08

古いビデオ

我が家ではまだVHSのビデオデッキが生きている。
8ミリテープ用のビデオデッキも生きている。
テープが残っていても見られない家が多いらしいが、我が家ではちゃんと見られる。
でも、テープは邪魔だ。場所を取る。
それで、断捨離するべく、時々古いテープをデータ化している。
データ化しておけば、見られなくなることはまずない。
ユーチューブにアップしておけば、なくなってしまうこともまずない。
もっとも、なくなってしまっても別段困らない。
データかする時には、テレビで再生しながらの作業となる。
テープには何も書いていない。見てみないと何が映っているかわからない。
今日のビデオには音楽療法の光景が映っていた。
画面の中では長男が歌ったり、キーボードを引いたり、鉄筋を叩いたりしている。
15年以上昔の映像だ。懐かしい。
懐かしいけど、今はもう泣けない。
いつしか長男のことを思い出しても泣かなくなった。
泣かなくて済むようになるまでに5年ぐらいかかった。
長男のことでは泣けないのに、三男ロッキーは写真を見るだけで泣けてしまう。
まだ半年だからだろうか。

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2021.12.01

サービス終了

g.o.a.tのこの場所、縦書きが出来て好きだったのだが。
本日、サービス終了のメールが唐突に送られてきた。
ここが無くなるということか。
さてどうしよう。
今までここにアップした文章が消えてしまうのは悲しい。
引っ越し先を考えるしかなさそうだ。
でも、縦書きで書ける場所など他にないだろうなあ。
となると、おそらくは結局、ずっと続けているニフティの方にひとつずつこつこつとコピーするとするしかないだろう、と思う。
んー、残念だ。
残念だ残念だ残念だ。
残念だが仕方ない。
今どき、ブログの時代ではなかったのだろうなあ。
企画倒れだったということか。
開店してすぐにつぶれるラーメン屋と一緒だったということか。
んー、残念だ。
残念だ残念だ残念だ。
残念だが仕方ない。
繰り返してしまうほど残念だ。
というわけで、ここへアップは本日で終了することにさせて頂く。
読んでくださっていた数名の読者の皆様、すみません。
本当に悪いと思ってもいないのにとっとと謝って誤魔化すのは日本人の悪い癖だ。
私も日本人なので右に倣うことにしてみる。

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2021.11.21

さつまいも

少し前まで庭で焼きいもをすることができた。
今はもうできない。煙が臭いとすぐクレームがくる。
焼きいもができないとなると、さつまいもにはあまり利用価値がない。焼くか蒸すかぐらいしか調理方法がない。じゃがいものように便利ではない。
だから、わざわざ畑で作ろうとは思っていなかった。必要なら数本、スーパーで買ってくれば済む。
作り出したのは去年からだ。ホームセンターで50本束の苗を売っていて、それをなんとなく買って来てしまったからだ。
植えてみたら、世話もしていないのに、それなりにできた。
焼きいもではないが、炊飯器で簡単に蒸かせることもわかった。
ロッキーにあげたところ、マクドナルドのポテトを食べるように美味そうに食べた。海の幸ではなく、畑の幸でロッキーが喜ぶとは思わなかった。
それで、我が家でのさつまいもの価値は一気に上がった。
だから、今年もさつまいもを植えた。苗の値段は50本で398円。
今年は、去年以上に豊作だった。
ただ、今年の秋、15歳のロッキーはもういない。

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2021.11.12

既得権

本家の話によると、庄屋だった山下家の土地は広大だったらしい。
自分の土地から出ることなく、湘南の海まで出られたらしい。
嘘のような話だが、本家に残っている古文書に書いてあるらしい。
それだけの土地があっても、明治生まれの祖父と祖母は、土地を貰えなかったらしい。
駆け落ちだったかららしい。
それで、二人は畑仕事をして土地を買ったらしい。
その土地を、長男だった父が家長相続し、さらに私が相続して、今に至っている。
単なる既得権の上に胡座をかいて、私は生活している。
私だけではない。
二世議員も二世社長も二世タレントもみんな既得権の上に存在している。
既得権など利用せずに自分の力で頑張ってきた、と言う人もいる。
でも、それは違うと思う。
結局のところ、頑張って努力出来る能力を既得権として与えられていただけのことだ。
ノーベル賞受賞者も一流スポーツ選手も、才能という既得権の上に成り立つ成果に過ぎない。
頑張ろうとしてもどうにもならない人もいる。
それを、私は長男の障害で知った。
既得権を利用していない人間は存在しない。
人間として生まれてきたこと自体が既得権なのだから。

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2021.11.11

仕事

「今はどんなお仕事をなされているんですか?」
10年前の私を知っている人に会うと、必ずそう質問されてしまう。
あの頃は、映画制作をしつつ、福祉施設の代表をやりつつ、自営業の仕事もやっていた。
映画では〈企画・製作・脚本〉という立場だったし、福祉では〈NPO理事長兼施設代表〉だったし、自営業では〈代表取締役〉だった。
それを知られているから、質問されてしまうのだと思う。
自営の仕事は、他にやってくれる人がいないのでとりあえずずっと続けているが、仕事をしているような気がしない。
福祉の仕事は次世代にバトンタッチしてしまっているので、今の立場は単なるOBに過ぎない。
映画関係の仕事は、さすがに10年経つと殆どやることが何もない。
となると、何もしていなことになるので、答えに窮する。
物書きが仕事だと思って生きてきたので、他のことは何をしても仕事とは思えない。
それで結局、「ダラダラしている」とか「ブラブラしている」とか答えてしまい、どうにも期待外れのような顔をされてしまうのだが、仕方ない。
何も書いていないのだから。
書きたいと思ってはいるものの、やっぱり何も書けていない。

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